トップページ


事業完了のご報告

 2004年12月に起きた津波によってスリランカでも多くの人が犠牲になりました。私たちはその孤児に対して、2005年2月から支援をすることになりました。本当に多くの皆様のご支援により19人の子供たちに教育支援をすることができ、大学まで進学した孤児を含め全員が学業を終えることができました。これには当時私が指導していたスリランカからの留学生ウダヤニ・ヴェラシンハさん、夫君のパリタ・ジャヤセカラさん、スペインからの留学生のアイムサ・カンポス=アルセイスさんの献身的協力と、現地で孤児の家庭に通って助成金を手渡し、孤児たちを激励、指導されたドゥシュマンタさんのご尽力がなければ果たせないことでした。

 ウダヤニさんたちは現在オーストラリア在住なので、調整をして2026年1月にスリランカで合流し、現地を訪問しました。日本の口座にあった皆様からの寄付金は全て持参して手渡し、私たちの活動は完結しました。この訪問については別項「ご報告(2026年1月のスリランカ訪問)」に記しました。

 付け加えますと、この基金は内容を改めて、高校卒業後、大学に入学資格を得ながら経済的理由で進学できない学生を支援するものに形を変え、地元の高校卒業生による団体によって運用されることになりました。支援対象は変わりましたが、その精神は同じであるとして「ゾウさん基金」という名前は継承されることになりました。

 以上、21年前に始めた支援活動が滞りなく完結したことを報告させていただきます。改めて皆様のご厚意に感謝申し上げます。

元麻布大学教授
高槻成紀(たかつき・せいき)
eメール takatuki@azabu-u.ac.jp